正解はひとつじゃない!
最適なアプローチを選ぶための「引き出し」を
増やしていきたい。
大学院の研究室では、3D CADを使って実験用装置を自作するところから始めて、研究に取り組みました。ここで自分が設計したものがかたちになって動き出す面白さを味わったことが、自社一貫体制でものづくりをしている富士精工本社への入社につながりました。加えて言えば、ひとつの製品に特化せず、さまざまな製品を手がけている点にも魅力を感じました。
製造用の図面を作成するメカニカル設計を担当しています。具体的には、CADソフトを使って2次元図面から3次元モデルを作成し、部品加工を行うために必要な図面に展開しています。造っているのは金融機関の金庫扉や博物館の収蔵庫扉など人の背丈より大きな製品ですから、PC画面で図面を見るのと、工場で実物を見るのとは迫力がまったく違います。入社前に想像していたとおり、設計から製造まで全工程を間近で体感できる環境は、手ごたえが大きいですね。
私は石橋を叩きまくる性格で、納得がいくまで何度も確認を繰り返して作業を進めます。そんな慎重な私ですが、仕事に慣れてきた時期に、「そのままでは部品が干渉して開かない扉」を設計してしまったことがあります。製造の担当者が図面段階で気づいて指摘してくれたのですが、自分の中で抜けていた視点があったことに愕然としました。上司からよく言われることですが、「失敗から学んで成長する」というのは本当にそうだと実感できた経験になりました。
設計知識ひとつとっても、上司や先輩の「引き出し」はとんでもなく多いです。自分が「この方法ではうまくいかないな…」と悩んでいたことを先輩に相談すると、「それがだめなら、こっちにすれば?」と、一瞬で解決します。しかも1つだけではなく、3つも4つも選択肢を提案してくれます。自分も早く経験を積んで、先輩のようになりたいと思っています。

私は大学時代に登山にはまり、ランニングが日課になりました。今も帰宅後によく家の周囲を走っています。自宅と職場が近く、日々の生活に時間的な余裕が生まれるという点も、当社に就職を決めたひとつの要素です。休みの日はやはり山に行きたいので、完全週休2日制もありがたいですね。
学生時代は、自分のやりたいことは何か、何のために働くのか、あるいはどんな人生を送りたいのかを明確にするための時間でもあります。研究でもサークル活動でも遊びでも、どんなことでもいいので夢中になる経験をすると、見えてくることがあると思います。