人間力と技術力の両方を磨き、
ものづくりの高みを目指す!富士精工本社には、それができる土壌があります。
もともと技術者派遣のかたちで当社で働いていたのですが、開発の案件に携わるチャンスをもらったことをきっかけに、社員にならないかと声をかけていただきました。自分としてもこの会社なら自分が経験してきたことをすべて活かせると思い、入社を希望しました。
従来からある製品とはコンセプトも機構もがらりと異なる防水板の開発です。最初はそんなものが本当に実現できるのか、という雰囲気もあったのですが、当社の先輩方が積み重ねてきた知見や技術を最大限に活かしつつ、2年近くかけて地道に設計とテストを繰り返して製品化にこぎつけました。私を信じて仕事を任せてくださった上司から「ありがとう」の言葉をいただけたときは、本当に嬉しかったですね。
当社の場合、設計担当といってもパソコンに向かって淡々と業務を行っているわけではありません。社内外との打ち合わせや交渉もありますし、自分でスケジュールの管理・調整を行います。試作評価も設計担当の仕事です。小さな会社だからこそ自由度が高く、主体的に動けばいろんなことにチャレンジできます。 職場の仲間と関わることが自分の成長につながっている実感もあり、派遣の働き方に慣れていた私にとっては新鮮ですね。
「いい人からしか良いものは生まれない」というポリシーがあります。
人間力と技術力を兼ね備えた人が、私が考える「いい人」です。私は工業系の大学を卒業した後、どうしてもつくりたいものがあって、個人でものづくりをしていた時期があります。コツコツと取り組んでいると、名前も実績もない自分に対して「それなら協力しよう」と手を差し伸べてくれる方が何人もいました。結果を世に出すことはできませんでしたが、ものづくりの原動力は人と人のつながりなんだと実感できたことは、大きな経験になりました。人としても技術者としても成長し、そうしたつながりが生み出せる「いい人」になることが、自分の最終的な目標です。それを実現できる土壌が、富士精工本社にはあると思っています。
休みの日は妻と娘の3人で公園で遊んだり、ドライブに出かけたり、自分の趣味を楽しんだりしています。オン・オフのメリハリをつけることも大事です。
もっといろんな開発をしたいです。今あるものを変えるより、今ない価値を生み出す仕事の方が自分の性に合っているように思います。生みの苦しみは大きいですが、開発は新たなビジネスチャンスにつながる可能性があると信じています。